設備積算は難しいので専門家に任せます
設備積算とは、その名称の通り設備工事に関わる費用を算出する業務内容です。
建築設備は非常に複雑で一般の人にはなかなか難しいのでは無いでしょうか。
よく似た名称に建築積算があります。
積算という所では変わりませんが、業務は違います。
最終的な対象物が異なるだけです。
建築積算では、建築物の費用に関する積算を行いますが設備積算の場合には、空調設備の換気や排気、給水、排水と電気衛生等の設備工事にかかった工事費用の計算をします。
より細かい費用の算出が必要となります。
建物を建築する際にかかる全ての費用を出さなければなりません。
具体的には、内装や外装は勿論ですが、仮設物や造作等も含まれます。
多くの人々作業が絡んで来るので、複雑化されます。
最近では、設備機器の技術の進歩が進み情報通信機器も視野に入れて考えなければならないので、更に複雑になってきました。
これでは業務が捗りませんので、設備の積算に特化した業務チームを設備積算と呼んでいます。
建築設計の図面を見ながら設備工事が行われる時に使用する設備機器や工事部材を選びます。
選ばれた設備機器や工事部材が建築設計の時に書かれた仕様書と違う所が無いかの確認をします。
工事施工費にかかるコストや工程を検討します。
その上で工事期間をはじき出すのです。
出されたコストを基にして内訳書と見積書が作成されます。
同時に工事の進み具合を書き出す工程表を作る場合もありますが、企業によって違うので必ず行う物でもありません。